自堕落。
いやぁ、昨日はものすっごい風でしたね。
日曜日、お休みだー!!!と思って夕方まで寝てしまいまして、
そろそろ起きるか〜とよいこら起き出してみたらですよ。
・・・・・・床がざらついてるよ・・・・。
うち、古くて隙間風すごいんでまぁ仕方ないかと思うんですが
もっとも酷かったのは玄関。
砂が波紋を描いてる・・・・・・・。
夕方から大掃除、出しっぱなしにしていた本も砂埃かぶってて
泣きながら一冊一冊砂埃拭ってました。
春の恒例とはいえ、そろそろ一雨来て埃が落ち着いてくれるといいですねぇ。
ちなみに今日は前に休日出勤した時の代休でお休みだったので
再度夕方まで寝ました。・・・・ダメじゃん。
そんなわけで落書きしようと思ってたんですが
土曜日に同僚さんとお話してて
「連休はサイト更新するの?じゃ『お題』をあげるよ」と仰るので
はぁなんだろ、と(だって彼女リュー知らんしなー)ちょっと期待しつつ待ち構えていたら。
「うん、間接キスね」
・・・・・かんせつきす。
うちはさー、なんだかんだ言ってヒ×グラサイトだよ?
あの二人があの二人で、あ、コレに彼が唇を付けた、じゃ自分も。きゃー!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・なんてところは
全然想像つかないんですがいかが致したら宜しいでしょうかね!!??
とか言いつつわくわくしましたが。
そんなわけでかるーく同僚から頂いたお題SSいってみます。
SSは久しぶりだのー。
宿の調理場を借りることが出来たので、前にリクエストされたから揚げを作ってみた。
深い狐色に色づいた、香ばしそうな衣。はじける油。今日もなかなか良い出来栄えだ。
油を軽く切って、ためしに一口。
どこだか細長い部位は一口では無理だったが、もう一口くらいは作った人間の特権で許されるはず。
薄い衣はカリカリと歯ごたえ良く、噛み締めると溢れそうな肉汁。
下拵えに擦り込んだ香辛料は辛すぎずきつすぎず、程好く食欲をそそってくれる。
コレなら欠食児童もお姫様も満面の笑みだろう、と一人納得していると。
「あーっ、出来たのかグラチェス!?一人で味見なんてずるいぞぉーー!!!!!」
前触れなく件の欠食児童の大声が調理場に響き渡って、思わず口の端から食べかけが落ちた。
振り向くと、今にもよだれをたらしそうな・・・・いやもう垂れてるアデューと、好物を目の前にして駆け出さんばかりの犬を必死に押さえるかのごとく、アデューの襟首を無造作にだが、力強く鷲掴んでいるヒッテル。
油がはねると危ないから、調理場へ入れないようにと頼んでおいたのだが、止められなかったのだろう。ヒッテルがアデューの後ろで黙って肩を竦めてよこす。
額を軽く押さえて、グラチェスはかくりとため息をついた。
「もう少し待てば皆で食べられるから」
「でも腹減っちゃってさ。俺にも味見ーー!!!!!」
こうなると止められない、と言う諦念と、いやここで正座させてきっちりと、周りとあわせる重要性を説いて聞かせるべきかとの間で悩んだが、結局匙は甘いほうへと転がった。
説教もいいが、それをすると皆の食事まで待たせてしまう。
それにこういった破天荒な部分は時折眉をしかめさせたとしても、アデューの良い持ち味なのだ。無意識の無邪気さが人を惹きつける。
・・・・・にしても、甘すぎ・・・・。
一族の子だったら確実に説教に針が傾くところなのに。どうして対象がアデューになるとこうも甘くなってしまうのだろうか。
「分かった分かった。ほら」
無造作に先ほど取り落とした食べさしを大きく開いた口に突っ込んでやろうとすると、目ざとくアデューが呟いた。
「あ、食べかけ」
「ご不満なら、食べなくてもいいんだぞ?」
揚げたての、形の良いものを減らされるのは嬉しくないし、待っている皆様にも申し訳ない。贔屓もここが妥協点。
「不満なんてないって!!!ううっ、でももっと食いたいんだけど!」
そのままから揚げに食いついたアデューが、満面の笑顔になる。
「う、うっめー!すんごい旨い!!さすがグラチェス!!!!」
「大したことはしていないが、褒めてくれてありがとう」
「いやいや、めちゃくちゃ旨いって!肉汁おいしー!!!」
幸せそうにもぐもぐしている顔からあまりに素直な賞賛の言葉が飛び出せば、取り繕ってみてもやはり嬉しい。
「もう少し待っていてくれれば全部揚がるから」
黙ったままアデューの襟首を掴んで待ってていてくれるヒッテルにも視線を流すと、静かな頷きの応えが返ってくる。
「待ちきれないなー。すんげ楽しみ〜♪」
ずるずるとヒッテルに引きずられていくように調理場を出て行くアデューが、ふと、気づいたように顔を上げた。
「あのさ、今のって間接キス?」
危険なお子様も退場しかけて、ようやく油に向き直ったグラチェスの手から、肉塊が転げ落ちる。
「・・・・・・は?」
ずるずると言う引きずり音も止まっていた。
静寂に響くのは油の跳ねる音だけ。
アデューの後ろからよこされる視線が、産毛がそそけ立つような気配を滲ませている。
「・・・・・・・違う。・・・と、思うが」
そんなのまで間接キスのうちに含めていられるかと罵倒が喉まで出かかったが、いかんせん、それは個人の主観の問題であり。
当事者がそう思っていなくても、勝手に思い込まれることもあるのであり。
起こった事柄だけを並べてみれば、勝手とも言い切れない一面もあったり。
「そうだよな、間接ってのも難しいよなぁ」
アデューののどかな呟きにも、怖い視線は揺らがない。
その夜は、間接でないキスをたくさん頂いてしまうハメになってしまったのであった。
・・・・・・・・あまり、いちゃこらしたものを書くのは得意ではないので
お題間接キスってこんなんでいいんでしょうか・・・・・???????
ちなみに余談ですが、サルトビとの間接キスは難しそうだなーと思いました。
人前であんまりモノ食ってないし。
その分できたときは嬉しそうだ。
間接キスあたりはまだ初々しさが残るアデュサルあたりのお題なのがいいと思います。
ちょっとしたことでトキメクお年頃。
ちなみにパフとアデューでは「そこまで進展していいのか!?」と言うのが・・・・(笑)。
ヒグラは間接でときめいてたらむしろビツクリでしょうか・・・・。
新鮮味があっていいかもしれんのですが、むしろ直で。
隙を狙って、人気のないところで、ばれそうなばれなさそうなところをわざと狙う感じ。
おおおおおお、おとななのねー・・・・・。
ちなみにばれてると思いますが、空腹中。あー、肉汁溢れるから揚げ・・・・・。
February 25, 2008. Mon. 22:38:22
晴 |
